第243話 足を引っ張る

 この国の文化か伝統かは知らないが、この国の民族は足を引っ張るのが好きで有る。

 将来有望の人を意図的に潰して、古参が何時までも居座り続ける摩訶不思議な国!?

 人手不足の要因だって……若い人間が居着けない企業ばかりに成ってしまったのも、一つの原因で有る。


 先進国の割に、先進国最下位の状況におちいったのは、この文化が原因と言っても過言では無いだろう……

 だが、どうして、この様な文化が生まれて仕舞ったのだろうか??


 良い物やアイディアが産まれても、それが潰されてしまう!!

 古参が好む物以外の物は結局、世に出ること無く終わってしまう!!///


 一番の原因は古参に権限を与えすぎなのが問題だが、この国は年功序列を重んじるため、平(社員)の古参でも物が言えてしまう……


 世の中。パワハラの言葉が有るが、逆パワハラの言葉も有る。

 年下の上司が無能だと言い切って、年上の平が文句を垂れる!!


『お前の指示が悪いから、俺がうまく仕事が出来んのだ!!(怒)』

『○○!!(罵声)』


 そして、上層部は上司をかばわず、何故か平をなだめる!!!

 この国は、それがまかり通っている。


 こうやって……若い芽は、古参に依って潰されていく……

 こんなのでは国際競争に勝てる訳が無いし、国民の士気だって自然に下がる。


 能力主義や成果主義に移行すれば、この様な問題は無くなるのだろか?

 だが、そうなったら……足の引っ張り合いがもっと激化しそうだな!!

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