第168話 正義の目線?

 この世の中……

 どうしても、正義と悪を決めつけてしまう……


 正義は良い行いで、悪はわるい行い。

 悪は制するべきだと、誰もが思う!!


 しかし、正義と悪を区別しているのは、所詮本人で有る。

 第三者で有る本人が、相手の行動を見て、それが正義の行動だと思えば、正義に成るし、悪の行動と見れば悪に成る……


 正義と言うのは所謂いわゆる、自分自身で作り出している物で有る。


 ☆


 最近、正義の殺し屋が”もてはやされて”居るけど、正義だからと言って、公然と殺人を犯して良い訳では無い。

 正義だろうが、悪だろうが、人殺しには変わらない。


 でも、正義と言うを付けて、それを無罪放免にしているだけで有る。

 本来は”殺して”完了では無く、その国の法で裁くのがルールで有るが、法治国家でも限界が有る。


 だからこそ、正義の殺し屋を庶民は求め、賞賛するように成ってしまった。

 世の中それだけ、自分勝手のやからが増えた証拠でも有るのだろう……


 ☆


 変な話しをするが、悪が居るお陰で一部の末端人間は、美味しい思いを出来た人も居る!?

 それは表世界に有るが、かなり裏世界に近い産業で有る!?


 正義や善良だけの世界なら絶対、その産業は産まれないからで有る!!

 本来は、生まれない方が良いに決まって居るが、全ての人間が幸せには成れない……


 どうしても、其処にすがる人も出てくるし、それを利用したがる人も出てくる。

 悪が居るお陰も変だが、こうして世の中は回っている……


 私も正義は好きだが、正義と言うのは実に曖昧だなと気付いた。

 だって……私がいと感じる物は、全て正義に成ってしまうから……

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