第108話 ブランド……

 時代の流れか、例のわざわい影響かは分からないが、事業から撤退若しくは、部門を売却する企業が非常に増えつつ有る。


 一昔前、総合家電メーカーで有った、とある企業は、完全に家電事業から撤退して、更に事業を分割や売却をさせると言う!?

 家電製品に関してはブランドこそは生き残って居る物の、もはやブランドを付けた他社製品で有る。


 ブランド・ロゴが付いて居ても、とある企業の工場や委託生産OEMさせた物では無い。

 そのブランドを、とある企業から事実上買って、正確には契約を結んで、そのブランドを付けて生産・販売をしている企業が有る。


 元の設計が受け継がれているから、メーカー独自の機能や便利さは継承されているし、製品を新開発しても、そのブランドを付けることが出来る。


 そして、ブランドの一人歩きが始まる……

 とある企業やそのグループ企業が作って居るのでは無いのに、さも、とある企業が製造・販売している様に見えてしまう!?


 この様に、ブランドだけは残っている物の、中身は別会社の事が最近、著しく増えてきた。


 ノートパソコンが良い例だ!

 大手企業が販売しているノートパソコンも、ブランドだけは残っているが、製造メーカーはそのブランドを生み出した企業では無い!


 普段食べている食品や使っている物も知らない内に、ブランドとは違う別メーカーが作っている時も多い。


 ブランドが唯一の存在意義で有る。

 結局、物を買う時の目安はブランドに頼っている時も有る。

 企業も育て上げたブランドを潰すのは、もったいないと感じるからこそ、ブランドを他の企業に売ったり、有料で貸し出したりする。


 私も、このペンネームのブランドが有るが、私はこのブランドを更に広げたり、ブランド化は出来るのだろうか?

 それとも……このブランドを売る時が来るのだろうか!?


 けど、私はこのブランドを死ぬまで守り切りたい!!

 私を応援してくれている人を、裏切りたくは無いから……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る