第87話 着ぐるみ
人間は時々、何かを演じたくなる!
蜘蛛の巣を張る映画の主人公や、アニメ衣装を着て、小道具も揃えて、その主人公や仲間気分になったりと、人間は自分ではない、もう一人の姿を作りたがっている。
別に衣装がなくても、有名ドラマの名台詞や、歴史上人物の名言を言って、その人の気分を味わうことだって出来る。
人間は弱い部分を人に見せたくない。
だからこそ、何かの役に成りきって、弱い自分を見せないようにする。
普段はネガティブの人でも、とあるアニメ衣装を着れば、一気にポジティブ思考を持ち、その役に成りきれてしまう!!
また、見栄えも大幅に変わるので、普段は異性に縁がなくても、その姿をすれば一気に、異性が寄ってたかって来る時も有るだろう!?
もう一人の自分が居ると言うことは、普段の人生に生きがいを与える。
詰まらない人生でも、もう一人の自分が居るからこそ励みになる。
私もこの世界では着ぐるみを着ているような者だ。
普段とは違う、私の姿。
でも、それが私の生きがいなのかも知れない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます