第2話

口元の怪しい木下さん編、ショタ君編、副隊長編


(サキナ)・・・私は花澤サキナ・・・今日は趣味の

ヴァンガー○の試合会場に来ています。

男性が多い会場なので・・・よく声を掛けられるのですが・・・今日は最近よく声を掛けて来る木下さんに声を掛けられました。

(木下さん)・・・サキナさん・・・こんにちは・・・今日はお一人で来られたのですね。

(ナレーター)・・・サキナさんは大抵金持ち君と

来ています。

(サキナ)・・・(声が小さくてほとんど聴こえないけど・・・)

こんにちは・・・彼は今日は仕事で来れないみたいで・・・

(ナレーター)・・・木下さんは声が小さいうえに、

いつもマスクをしている為、声が50パーセントくらいしか、聞き取れません。

(木下さん)・・・もし宜しければ・・・試合後に何処か・・・一緒に行きませんか?

(サキナの心の中)・・・このハゲ〜はムリです(>_<)

(ナレーター)・・・説明しよう・・・サキナさんは相手の受け入れられない所を・・・

この○○〜と心の中で思ってます。

(サキナ)・・・ごめんなさい・・・この後・・・姉と約束してるもので・・・早く帰らないと・・・

(ナレーター)・・・サキナさんには姉が居ます。

(木下さん)・・・そうですか・・・残念ですが・・・またの機会に付き合って頂けますか?

(サキナ)・・・そうですね・・・またタイミングが合えば・・・(苦笑い)

(ナレーター)・・・だが・・・木下さんの誘いが受け入れられる事は・・・永遠に来ないのだった・・・

サキナクエスト・・・口元の怪しい木下さん・・・

・・・[完]・・・

⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎ショタ君編

(サキナ)・・・今日は久しぶりに彼氏(ショタ君)

とデートです!

・・・彼は年下で少しダル絡みをしてくる事はありますが・・・顔は可愛くて好みです。

今日はショッピングモールに買い物に来ています。

(ショタ君)・・・サキナさん・・・顔色悪いけど体調悪い?

(ナレーター)・・・サキナさんは・・・常にテンション低いので体調悪く見えますが・・・そんな事はなく・・・本人はそれを言われるのを嫌います。

(サキナ)・・・いや、いつも通りで・・・体調悪くないんだけど・・・

(ショタ君)・・・でも体調悪く見えるよ・・・ねぇねぇ・・・

(サキナの心の中)・・・出た・・・ショタ君のダル絡みである・・・

(サキナ)・・・いや・・・大丈夫だから・・・

今日はショタ君に・・・プレゼント持って来たよ

(ショタ君)・・・プレゼント?・・・なになに?

・・・

あっ仮面ライダーの変身ベルトだー

(ナレーター)・・・説明しよう・・・ショタ君は仮面ライダーの大ファンでよくサキナさんに

グッズをせがんでいるのだ。

(サキナ)・・・良いよ・・・喜んでくれて嬉しいな・・・

(ナレーター)・・・この変身ベルトはサキナさん自身が好きだと思わせて金持ち君に買わせたものである。

(ショタ君)・・・今度はこの歴代の仮面ライダーのフィギュアセット欲しいな・・・

(サキナ)・・・また今度ね・・・

(サキナの心の中)・・・また金持ち君に買って貰おう。

(ナレーター)・・・ここに居ないはずの金持ち君の犠牲の元に・・・2人の関係は成り立っているのである。

頑張れ金持ち君・・・彼女を支援する度にライバルと彼女の絆を強くしてしまっているぞ!

・・・サキナクエスト(ショタ君編)・・・

・・・[完]・・・

サキナクエスト 副隊長編


(サキナ)・・・私は今・・・気になってる人がいる・・・それは同じ職場の副隊長さんです。

(ナレーター)・・・サキナさんは金持ち君のコネで警備会社にコネで就職し・・・働いてます。

彼は36歳・・・警戒心が強く・・・女性が苦手・・・

柔道をやってそうな体型で・・・警備員の

副隊長をしています・・・

(ナレーター)・・・サキナさんは彼氏(ショタ君)

がいますが・・・副隊長を好きになってるみたいです。副隊長>ショタ君>金持ち君(金持ち君が一番サキナさんにお金を使ってます。)

・・・このような優先順位がサキナさんに出来てます。

(サキナ)・・・今日はバレンタイン・・・仕事仲間の女の子達から色々お菓子をもらったので・・・

気になる副隊長にマカロンを渡しに行きました。

・・・副隊長・・・今日バレンタインなので・・・いつものお礼にマカロン持って来ました!

(ナレーター)・・・サキナさんが笑顔でマカロンを差し出します。

(副隊長)・・・サキナさん・・・僕に気を使わなくて良いよ・・・

(ナレーター)・・・そうするとサキナさんが怒って・・・

(サキナ)・・・いや・・・そう言うの良いので!!

勿体ないので食べて下さいよ!!

(副隊長)・・・ちょっ・・・ちょっと待って・・・

・・・むぐぐぐぐっ・・・(サキナさんが副隊長の口の中に大量のマカロンを押し込んでます)

(ナレーター)・・・大量のマカロンを押し込んで

満足したサキナさんは笑顔になり・・・

(サキナ)・・・副隊長・・・マカロン美味しいですか?明日からも宜しくお願いしますね♡

(ナレーター)・・・そう声を掛けて・・・駆け足で副隊長の元を去って行くのでした・・・

・・・その頃・・・口いっぱいにマカロンを押し込まれた副隊長は・・・三途の川を渡り掛けてました・・・

(副隊長)・・・あっ・・・死んだじーちゃん達が・・・川の向こうで手を降ってる・・・

サキナクエスト(副隊長編)

・・・[完]・・・

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