ロスさん、お薬あげます
THE苦労人という肩書きを得た王子側近。日々溜息をついている彼を城の青年が訪ねる。
「ロスさん胃腸薬です」
「胃腸? なんでまたシードゥスが」
「そ、備えですよ!」
当人が苦労を楽しむ人とすら言われるほど主を放っておけないし、主に渡されてもどうせ素直に受け取りそうにないから、とは言えない。
「苦労を楽しむ人」by 如月芳美さま、『双璧の誓盟』の読了者さまより、「THE苦労人」by 宇部松清さま、「胃薬も持たせてください」by 野々ちえさま、ありがとうございます。
しかしこの人、殿下があげても絶対、素直に受け取らないなって。「いりませんよそんなもの」とか突っぱねそう。
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