機械の街の話(Gear-Theater関連の話)
世界観と主人公の構想
※簡単な本編の作品紹介:機械の街にやってきた技師の3人組とその街の
住人たちの暮らしを描く、スチームパンクを題材としたファンタジー作品。
この作品を生み出すに当たって、頭の中にあった方針は以下の3つでした。
①可能な限り自分の好きな要素を折り込む
(自分の好きな要素で構成された作品が欲しかったからです。)
②異世界=登場人物たちの現実世界という設定で書く
(その方が独自の世界観を生み出せると思ったからです。)
⓷現状のファンタジー作品で流行している要素は避ける
(ネタ被りの作品になるのを避けたのと、後にあえて流行リスペクトの作品も
書きたいと思ったからです。)
これによって生まれたのがこの作品だったのですが、当初は童話を
題材とした作品になる予定であり、その名残がいくつか作品内に現れています。
例を挙げると主人公の名前なのですが、アンベルの名前の由来については
シアン(青)+ベール(頭を覆う布)から来ています。
合わせると青ずきんとなり、この作品の題材となる予定だった童話というのは
『赤ずきん』でした。
ブランフドについても同様で、彼の名前の由来については
ブランシュ(白)+フード(頭巾)で、合わせて白ずきんとなります。
パロディ感のある主人公にしようという発想からこの2人が誕生しました。
一方のノワルフとなりますが、彼の名前の由来については
ノワール(黒)+ウルフ(狼)で、合わせて黒狼となります。
赤ずきんといえば狼ということで、他の2人とほぼ同時に誕生したことから
この時点で3人組というイメージが自分の中で生まれました。
現作品での彼の身体能力が高いという設定は、狼男という初期設定からの名残と
なっています。
しかし結局、作品自体が赤ずきんとは無関係となり各主人公の名前を
変更することも考えたのですが、名前に愛着が湧いてしまったことと
あえて名残を出しておくのも作品としては良いのではと思い、そのままの
名前で誕生する運びとなりました。
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