生きる都市伝説
まーちゃん0034
第0章 プロローグ①
女は全身に真っ赤な衣服を身に着け、足元にも同色のハイヒールを履いている。
「ねぇ、あたし、キレイ『あれっ、私何言ってんだろう』」
女は2人の前で両手を腰に当て、仁王立ちのポーズを取っている。
「ねぇ、聞いてる!あたし、キレイ」
女は口元を覆っているマスクをゆっくりとマスクを外した。
「こんなあたしでも、キレイ」
マスクの下からは頬が裂けて、新たに口の一部として大きく広がった恐ろしい口が姿を現した。
------------------------------------------------------------------------------------------------
女は内ポケットに忍ばせていた刃鎌をゆっくり取り出すと高々と振り上げて2人に近づいていく。
「コツ・・・・・コツ・・・・・コッ」
2人の前まで進んだ女は男の方に向かって躊躇することなく刃鎌を振り下ろした。
「ギャーーーッ!!!」
男は悲痛な叫びを上げると同時に首筋からはおびただしい量の血が噴き出した。
「・・・『あれっ、私なんでこんなことをやっているんだろう』」
2人は女の両親である。数日前まで普通の女子高生として過ごしてきた女がどうして変貌を遂げてしまったのか・・・少しずつ語っていこう。
*追加、煩わしい導入部を省きたい方は第1・3章は飛ばして、第2章→第4章で進んでください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます