知らない世界で旅をする!
桜なの
第1話 知らない世界
水乃唯花は平凡な学校生活をおくっていた。これからも何年間かは過ごすはずだった。
ある日、突然1学年全員が見知らぬ場所にいた。急なこともあり皆が揃って困惑や不安の感情を剥き出しにしている。
私はそんな皆の反応を気にも留めず一人でその場を探索し始める。
「な~にっかないかなー?」
何かしら重要な物があるかもしれない!、そう心に思いながら探すも見つからない。あった物は私が今手に持っている紙、ただそれだけだった。
その紙には見るからに日本語や英語等とは違う言語で書かれていた。
「どこの国の言語なんだろう?」
私は紙に書かれている言語をみて考えていたら、周りからざわめきが聞こえなくなった。
後ろを振り向くと、さっきまでいたクラスの人たちが皆いなくなっていた。
「え....?さっきまでいたのに....なんで...?」
私は少し青ざめたが、頭を横に振る。
「クラスメイトを心配したって意味がない。今はどうやってこの場所から出ることを考えないと...」
どうやってここから出ようか。私は辺りを見渡し何かないか探す。
「何かないかなー.....あっ!そういえば窓あるじゃん」
「迷ってる時間はない!いざ出陣!......おっと忘れてた。これも持ってかないと」
私は手紙を折ってバッグの中にしまってから勢いよく窓から飛び出た。
♪〆〇
それから私は建物から離れ、知らない村みたいな場所に着いた。
「とりあえず前に進もう。そしたら誰かしら人に会えるかもしれない。」
私は人を探しながら前へ、前へと進んでいった。すると何か女の子らしき声が聞こえてきた。
「助けてー!」
助けて、そう微かに聞こえてくる。私は音の発生源に向かって走り始めた。
♪〆〇
「ガキの癖にうるせんだよ!人が来る前に殺してやる。悪く思うなよ、デュフフ」
「お邪魔♪」
私は大柄な男を殴り吹き飛ばす....ん?なんで吹き飛んでるの!?
男は立ち上がり戯れ言をいい始める。
「なんだお前、まぁ、いい。まずは、お前からやってやる」
「うん♪さようなら」
私は男をもう一回吹き飛ばした。
「ぐあわあああーーーー」
男は無様に壁にめり込んでいる。
私はそんなのを無視し、女の子の元に行く。
「大丈夫?歩ける?」
「は、はい」
「なら着いてきて?」
私は女の子と一緒にこの場から離れた。
♪〆〇
とりあえずあそこから離れたけど.....どうしよう
「えぇっと、な、名前は?」
「幸夜 翠です...」
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