第18話 tamaki story 「私の初恋」

最終日、私はたまたま進藤くんとバスの席が隣になった。

かっこいい。

私は隣で疲れているのか寝ている進藤くんを見つめていた。

なんだろう、この気持ち。抑えきれない。

初めて出会った時からずっと好き。

この高校に来てよかったと思ってる。

久しぶりに見た進藤くんはかっこいい。

と思っていた。

予期せぬ再開に思わず涙を流してしまった。

こんな奇跡起きるんだって。

そして、私は先生に無理を言って、進藤くんと同じクラスになれた。

とても嬉しかった。

もし、もしも進藤くんがまだ私のこと好きなら・・・好きなら・・・。

私はやっぱり、でもキスしちゃった。

もう1回したい。

私は無意識に進藤くんの顔に近づけていた。


「進藤くんは私の初恋なんだから」


私はボソリと呟き、キスをした。

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