第2話 競い合う先に

俺は、競い合う先にいるヒトでは、ない

競い合っていた人である。

ごく平凡なひとである


平凡なひとが、他の動物から捌かれた肉魚を食らう立場にいる

競い合って獲得したのは、カネと経験

世の中の仕組みに抗うほど、実力は持っていない


瞬間の細切れを、時間と言う秒でカウントされる空間に生きる

この細切れに、感情が動き、現象として予測できない行動が出る

人の心に芯が作られていない

芯がないために、魑魅魍魎の世の中を見抜く先見が見えてこない


競い合うことが目的になり、手段が勝負の技術になる

競い合った先のヒトがどうあるべきか、ループの沼にハマり、答えがカオスになる

それにハマっている。

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