能力の設定を含みさらに人物の詳細設定

画家の少女

彼女の母親は彼女の幼い頃に姿を消した。父親は画家であり、彼女はそんな父の背中を追いかけ画家となった。それは彼女の能力だった。彼女の父親は死亡する。その死因は不明だった。彼女は大好きな父親を失いたくなかった。彼女は父親の血液を使って絵を描いた。いつまでも一緒にいられるように。しかし血液で描く絵は腐る。腐り始める前に絵を燃やさなければならないのだが彼女はそれを拒んだ。故に彼女からは酷い腐臭が漂う。彼女は夜影を求めた。父親を生き返らせて欲しいと。しかしそれに夜影が応じることはなかった。夜影は彼女を満たすことはできる。だが夜影にとって彼女は必要ではなかったのだ。そして彼女の欲深さ、その欲は夜影にとって手を出すほどのものではなかった。


その理由を述べる

夜影が求めているのは夜影の「できないこと」を補うことができる人物

また、欲深き者だ

そしてその欲が底なしでなければならない


彼女は父親が生き返ってしまえば凶器にさえなりえたその欲望を消滅させてしまう

また彼女の能力、それは夜影がほぼ可能なことだった

何なら彼女の強化版でさえある


彼女の能力は血液で描いた絵画の中に世界を生じさせること

寧ろそこに限定されている

彼女の能力に必要なものは血液なのだ


しかし夜影の能力に必要なものは魂

魂はすでに貯蓄しているような状態なためほぼ何もいらない

またわざわざ絵として表現する必要もない

さらにいえば彼女が生じさせることができる世界の規模と比べるとかなり差がある


夜影は彼女を受け入れなかった

だって要らなかったんだから


彼女は父親を諦められなかった

寧ろ都合がいいのは諦めていない状態だ

夜影は彼女が永遠にそうであることを望んだ

たとえそれが地獄であっても

夜影にとっては知ったことではないのだ

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