書けない

 書き始めると、書けなくなる時間がものすごーく長くなります。

 長編だとエタるか、ながーい期間かけて完成させるのかのどっちかです。後者は滅多にない(((

 皆様が公募に出してるのを見ていると、

「うわぁん書けない書けない書けないよぉぉぉ」

 となります。



 だいたい書けなくなる理由として、

①書きたいシーンと書きたいシーンの「つなぎ」の文章が思いつかない(語彙力がない)

②書きたいシーンをカッコよく書けない(語彙力がない)

③登場人物の口調が「これじゃない」(この人はこんな話し方しねぇよ! ってなります)

④私じゃない人間書くのが大変

⑤新しい資料を見つけて、「辻褄合わなくない?」って悩む


 ④が滅茶苦茶悩むんですよ。特に「普通」、というか、「マジョリティー」の人間が書けない。掘り下げるために沢山書くと、「多分こんな風に深く考える人じゃねぇわ」ってなるし。あと、仕事をしている「プロ」の人というのも、書くのが難しい。

 オフィスドラマを見て、「この会社はなんの会社で主人公たちは毎日何してんだ……?」ってずっと思ってました()。


 ①や②や③にいたっても、


「うわあああ私の頭の中では滅茶苦茶カッコイイシーンなのに文章が幼稚だからださぁぁい!」

「やべぇぇぇ同じ言葉何度も使ってるださぁぁい!」

「言葉が……カッコつけすぎる……恥ずかしい……(恥)」

「あれ……この部位、なんだっけ名前……やべぇどう調べればいいかわからん……こういうスカート名前なんだっけ……」

「もう中盤から『ドギャァァァ』とか『バギャァァァァ』とかのオノマトペしか出てこないよぉぉぉ!」


 ってなります。


 でもまあ、一番筆が止まるのは⑤です。新しい資料が見つかると「あ、これだとお話に矛盾が!」ってなって、何とか辻褄を合わせるために調べ物をして止まるのです(全部じゃないか)。そしてちゃんとした資料を見つけるために、書籍を探し始めます(こうして筆が止まる)。


 私は書き進んでいくうちに、世界観や人物の心情を理解していくというか。

 世界観や人物を「作る」というより、「ああ、この人はこういう人なのか」と気づいて行く感じです。

 別の世界を覗いてる感じで、殆どイタコ状態で書いてます。


 多分手の届かないモノを書いて自爆してるので、もうちょっと書きやすいものを書けばいいじゃん、ってなるのですが、そうなると「こんなの私は読みたくないわ!」ってなるんですよね……(作者の私より読者の私が勝ってしまう)。

 ジャンル問わず、沢山書けるようになりたいです……。





 そんなわけで。

 今日はお風呂掃除をしました(どんなわけだ)。

 基本掃除なんて大嫌いな私なのですが、お風呂掃除だけは昔から積極的にやっていました。タイルと壁と天井のカビ取りドンと来い。クエン酸使って水垢を落とし、鏡と蛇口をめっちゃピカピカにしました。

 お風呂掃除って、何であんなに達成感あるんでしょうかね……。なんも考えずに捨てられるし、なんも考えずに一つのことに集中できるし、そのお風呂を使う度に「私は頑張ったんだぜ」って家族に見せびらかします(笑)

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