第12話 欲情

求めるような表情の君が

目の前にいると

たまらなく欲しくなるんだ

何度だよ?こんな思い

まるで

刷り込まれた呪いのように

引き寄せられてしまう

これが愛かは分からないよ

だけど今

俺は君を抱きしめている

戸の向こうには

彼女が眠っているのに

もう周りは見えない

繰り返す俺は

情けない男だ


【narusegoto】

『君が寝てるまに』

の健太郎が

彼女が隣の部屋に眠っている事も忘れてしまうほど

欲情してしまった時の気持ちです


どうしても

愛したくなってしまう

この関係は

まるで呪いですね

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