成瀬慶 140字小説
成瀬 慶
第1話 天気予報
明日は雨らしい
最近の天気予報は
なかなかハズれない
僕は
夜空を見ながら舌打ちをした
”明日は、彼女に会えないのか・・・”
彼女は自転車っ通学
毎朝
僕の横を全速力で駆け抜ける
学校は違うし
話したことも無い
だけど、三年間
晴れの日だけは
数秒、会える
それが僕の
徒歩通学の楽しみだ
【narusegoto】
青春によくある1ページ
僕だけが知っている君
僕だけが思っている君
もしかしたら
いつか
どこかで接点が生まれて
二人にストーリーができるのかもしれないけど
だいたいは
それは
彼が勝手に彼女に恋を抱き
彼女は
彼から見られていることすら気が付かない
声をかける勇気はなく
そのまま
淡い思い出になっていきます
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