ヒトミミ(高校生)

 放課後、B子の部屋にて。

 A子はベッドで寝転び、B子は床のラグに座りベッドに背をもたれる。


 B子「みてみて、これ」

 A子は振り向き、「おぉ、ネコミミだ。おいでおいで」

 いつの間にかA子はネコミミを装備していた。


 B子「……? うん」

 ベッドの上からA子に顔を寄せる。


 A子「どれ……ふむ、ふわふわで気持ちいい」

 と、ネコミミを触る。


 B子「えー、私それわからないんだけど」

 A子「じゃあ一緒に触る?」


 B子「そうじゃなくて、ヒトミミのほう触ってほしいんだけど」

 A子「ヒトミミ?」

 B子「そう、ヒトミミ」

 A子「……あ、こっちね。わかった。……どう?」

 と、B子の耳たぶをモチモチするA子。


 B子「たいへんグッドです~」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る