第3話 ハーフとクォーター

 しかしながら直人は、テレビでよくみるクォーターの話を思い出し、今時ではないような気がした。直人はハーフよりか、クォーターの方が頭がいいというイメージを思っていたようで、何か、大きな間違いを犯していたかもしれない。


「失礼ね、クォーターでないから、私の頭が悪いって言うの? 失礼ねあなた」


 メロンはそれを聞いて、激しく怒ってしまった。初の巡り合いはそのような関係で進んでしまうことになってしまう。


「失礼しました。申し訳ない」


 すぐ謝るのも直人の癖である。

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