第11話 9日目 除外?離脱?

エルフのシャンデリアは宮本の

【スキルの使い方を見抜いた】が

異質な使い方までは

プレイヤーや運営も気付いていないと判断!


このゲームから宮本を離脱させて

逆に拾ってもらう計画!


今日の生き残りのサバイバルゲーム

「3人中1人脱落でミッションクリア」


「321・・0」


予想はしていたがまさかのまさか、


黒崎、シャンデリア、宮本の組み合わせ

打ち合わせでは宮本に抜けてもらうが・・


鑑定や言語レベルが高いのか

敵の黒崎は言葉を放つ


「シャンデリアのスキルや経験値が

欲しかった!此処で因縁に決着を

付けようじゃないか」


「初めて会った時は負けたが

今の俺は違う!」


シャンデリアは取り合わず

坂本に即死級のイカズチを即座に放つ!



「上手くいったら例の話は考えなくもないわ」

あまりの威力に坂本は無抵抗で炭化して即死!


戦闘は終了の筈が確定アナウンスの前に

「フザケルナ!」


此方の隙に自爆覚悟の特攻

爆発の魔法を至近距離に受け

シャンデリアは中空に投げ出され

魔力で形成したであろう

腕にまとわりつかせた黒い魔力剣により

胴を絶たれる!




宮本

「おーい!」

「何故お前まで死んでいる・・・」


シャンデリア

「ちょっとした手違いよ!」

「私は消滅なのかしらね?」

達観して飄々としてやがる


戦闘終了の処理が発生


シャンデリアの姿が薄くなり消滅!


さてと此処からが俺の出番か!

【スキル 復活】

『死んだ時に自分のみ1日に一度復活できる』


周りに比べれば雑魚なので復活したところで

二度殺される事は分かっていたが、

戦闘の処理が済んだ後に復活した場合

どうなるのか?


【あの空間に戻らないで

別に移される可能性もある!】


よくわからない霧のような空間に取り残されて

コレは抜け出せないと詰んだか?

そう思い始めた頃に


「初めまして」

「同類の御客さん」


姿のないものから挨拶がくる

宮本は動揺いきなり神や運営に察知されたか?


心が読めるのか

「まあ私はプレイヤーの神の1人かも知れんが」

「剥奪されてBanされて彷徨っているだけの存在」


「時期に消滅するし敵でも味方でもない」

「面白そうなら手助けもするし

私の遺産をあげても良い!」


コレをやろう!

ギフト【スキル】

『自分の犠牲と引き換えに仲間を蘇生させる』


蘇生系のスキルは珍しく

SSRのトップ環境キャラでも2人しかいないし

更に死んでから戦闘が終わるまでとか

24時間以内の制約がある


【スキル 復活】

『死んだ時に自分のみ1日に一度復活できる』


今ある私のスキルとなら相性が良いどころか

デメリットがないに等しい!


「あ、ありがとう!」

「久しぶりに善意の存在に遭遇してマジ感動」


「信仰したいんで名前は?」

コレは配下に落ちてすがれは

生存率が格段に上がる


「私は外から見たらイレギュラー隔離された

邪悪な神扱いなのだかな」


「私は【彷徨える虚ろな神ファントム】」

お前に興味がある

行動を眺めたいのでそのためだけに

声をかけた!

ただそれだけだ友情や加護などは

期待せん事だな!


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る