第85話 孫とひ孫がやって来た
私にとっては娘と孫だが母にとっては孫とひ孫が我が家にやって来た。小学校に通う
前日に「明日はゆあちゃん、ゆずちゃんが来るよ」と母に伝えておいたら夕方になって「もうすぐ来るのか?」と聞いてくるので「まだだよ。来るのは明日だよ」と言うと「そうか、明日か」と残念そう。
翌日の朝、私が母を起こすとすぐに「来たんか?」と言っていた。昨日話した事をちゃんと覚えていたので母も楽しみにしていたんだなと思った。
朝からそわそわしていた母は十時頃にやって来たひ孫達の姿を見て嬉しそうに笑顔になった。母の調子も良かったのでお昼は町内にある手作り豆腐で豆腐料理をするお店にみんなで行った。普段はあまり食べれないと言っている母も定食を黙々と食べていた。ひ孫と過ごす時間はよっぽど楽しかったのかいつもだとお腹が痛いとかしんどいとか言うのにこの日は一度も言わなかった。ひ孫のパワーは凄いと感心した。娘もおばあちゃんには会える時にはできるだけ会っておきたいと言っていた。
食事の後は、ちょうど裏庭の柿の実が沢山実っていたのでみんなで柿を取ったりした。おばあちゃんと会えて柿取り体験もして娘達も充実した一日になったようだ。私にとっても久しぶりに賑やかな楽しい一日となった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます