不思議な出来事

万代麻日

第1話 学生の時

 学生の時、腰痛になった。

 接骨院にいけどもなおらなく、椅子に座っていると、立ち上がれなくなり、学校の先生に肩をかしてもらって保健室にいったことをいまでも覚えている。

 ただ、そのあと、しばらくして祖父が危篤状態と、自宅に連絡があり、両親が田舎に行ったあと、腰痛が嘘のように治った。

 あとから、両親から聞いたら、腰痛が始まった時期と祖父が体調を崩した時期は重なっていたらしい。 

 亡くなるお知らせだったかも知れないけど腰痛じゃあわからない。

 こういうことってあるんだなあと思った。

 自宅の猫が亡くなった時、こういうことがあったので、亡くなる前はなにかお知らせがあるだろうと思いこんでいたら、いつも通りの生活で、家族から仕事中に亡くなった電話がきて、かなりショックでした。

 亡くなってしばらくは、気のせいかも知れませんが、ときどき廊下から猫の爪の足音がきこえた気がしました。

 今は、ありません。 

あの世で、元気でいるのかなあ?

 

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