第71話 タロット・リーディング習得法(6) フォーカード
タロット・リーディング習得法(6) フォーカード
「スリーカード」スプレッドに2枚追加するのですが、基本的には4枚で見るため「フォーカード」スプレッドと呼ばれています。
その5枚のうち4枚は、左から1枚ずつ置いていきます。
1.「現状」質問者が置かれている現在の状況は
2.「出来事」質問者にどのような出来事が起こるのか
3.「結果」出来事を受けてどんな状態になるのか
4.「最終予想」占ってほしい(最長2〜3カ月先の)未来にはどうなっているのか
これは私の「夢リーディング」スプレッドに近いですね。
「状況」「出来事」「状態」「寝起きの自分」が「夢リーディング」スプレッドで続けて出てきます。これとほぼ同じであるとわかれば、「フォーカード」スプレッドを読むのは苦労しないはずです。
そして5枚めは4枚と少し距離をあけて置いてください。
5.「キーカード」この質問に関する、質問者へのメッセージ
「最終予想」にたどり着くとリーディングしたら、その対応策や援助策を提示しているのがこの5枚めのカードなのです。
たとえばよい未来が提示されたら、その未来を引き寄せるには「キーカード」が示すものを大事にしてくださいとか。
悪い未来が提示されたら、その未来への対処として「キーカード」が示すものを行なってくださいとか。
良きにつけ悪しきにつけ、質問者をよりよい未来へ導くのが「キーカード」の役割です。
「フォーカード」は純粋に「未来を見る」スプレッドです。
「夢リーディング」や「ワンオラクル」の発展型であり、「スリーカード」の流れはあまり汲みません。
未来に特化しているため、質問者の過去を窺い知る必要がないので、占いに拒絶感がありなかなか心を開いてくれない質問者に使いやすいスプレッドといえます。
だから、いきなり「現状」を質問者に叩きつけて、リーディングに惹き込むのです。
「まさしく現状はこのカードのとおりだ」と思わせられたら、質問者はそれから先のリーディングに疑いは抱かなくなります。
そして2枚目が「出来事」であるため、質問者がすぐ「出来事」に見舞われれば、リーディングを信じる力が強まるのです。
「出来事」を経験したらどうなるか。3枚目の「状態」になります。
つまり1枚めで現状を叩きつけて興味を持ってもらう。
2枚めと3枚めでリーディングに信憑性を持たせる。「なにかが起き、どうなるか」が明確に示されています。
それを経験すれば4枚めの「最終予想」を受け入れようと思えるのです。
その「最終予想」をよりよくするには「キーカード」が示すものに従うことですよ。
ここまでワンセットにして「未来」を提示するのが「フォーカード」スプレッドなのです。
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