第33話 KING of WANDS. ワンドの王

KING of WANDS.

 火の火 自信(傲慢) 明るい髪と青い瞳の年長の男性


 ワンドの王が示すのは「豪胆」「実現」「誠実」「統率」です。


 赤髪に炎の王冠をかぶり、赤いローブと金色で円状の完成と成熟を象徴するサラマンダー柄のマントをまとっています。獅子のメダルを身に着け、獅子とサラマンダーの紋章を背にあしらった王座に背筋を伸ばして鎮座して王国や国民を統治し守る責任を負っています。足元にも火の象徴である黒く小さなサラマンダーが見えます。


 ときに傲慢なまでの自信家ですが、底意地が悪いわけでなく、単に躊躇しがちな人や確信に欠ける人を理解しづらいだけです。


 豊富な経験と強靭な精神力と決断力を有していますが、火は動きたがり、自由を求め、何であれ押さえつけようとするものを拒絶します。

 ナイトとなって自由に動きたいと夢想しているようです。

 責任の重圧もなく良き人生を満喫しているクイーンを羨ましく思っているのかもしれません。


 挑まれるような状況を好み、わくわくさせてくれるような目標を絶えず求めています。


 何事も経験が大切との信念を持ち、いつも新しいことに挑戦していきます。冒険を楽しんでいるのです。

【人物】変革を起こす力を持った煽動者。

【自分自身の中にある要素】精力的。

【エネルギー】広大。


【正位置】

「豪胆」強靭、困難を恐れない。攻撃的、

「実現」信念で成し遂げる。進歩。情熱。

「誠実」正直さ、真面目、親切。忠誠。

「統率」統率、影響力、カリスマ。誇り、先見性、自信、決断力。

「開運」運気が増す、展望が開ける。

「注目」人気者、友情。白熱した議論・笑い・ジョークで人の気を惹きつける。

 近いうちに転がり込む予期しない遺産に関する知らせを意味するかもしれない。

 獅子座あるいは火の星座にある人々をあらわす。内面に獅子を持つ人々。より大きな自覚を得るという自意識および覚悟。霊的なビジョン、正しい道を歩みたいという求め。

【職業と為人】浅黒い肌の男、たいがいは既婚者。田舎の人。友好的な人。よい男性、まともな中年男性。魅力ある人、野心家、リーダーシップを持った人。勇敢で好感の持てる男性。クリエイティブで企画力のある男性。ビジネス・政治・スポーツなどでの競争を楽しみます。厳しい上司。非常に力強く自信にあふれた男性(女性の可能性も)。思考や行動が遅い人や自分の習性に立ち向かい仕事を遂行することができない人には、不寛容。彼は悪知恵や、何であれ邪悪な意志を持たない、単にパワフルなエネルギー。

【出来事】彼は自分の野心をすでに遂げ、今や援助を必要としている人々に目を向けているのです。温かく、寛大で、社会奉仕事業やヒューマニストの団体に、その影響力ある存在を捧げます。

 人生とは舞台であり、そこで主役を演じたいと熱望しています。

 積極的、野心的で、ひとりの指導者として独立して働くことを好みます。

 彼はスポーツや戸外に出ることを好みます。

 彼は一家の主であり家庭を大切にします。

 政治や社会活動、地域のグループや組織に加わっています。

 仕事上では強い決断力、カリスマ性、先見力を持ち、指導者として、マネージャーとして能力を発揮します。


【逆位置】

「偏見」偏った見方、視野が狭い。

「潔癖」人に好かれない、周囲からの反発、トップの孤独、孤立。

「強引」過信、横柄、威圧的、自己中心的、利己的、ワンマン。精神的な傲慢さ。

「不変」現実維持できない、発展できない。固定観念から生じる頑固さから変化を受け入れない。

「怠慢」責任放棄。

「無慈悲」口論好きで言い争う。金目当ての行動を起こす。

【職業と為人】わがままな人、独裁者、口論好きの人。善良だが厳しい性格、禁欲的ではあるが寛大でもある。独善的で権利ばかりを主張する。偏見をもった心の狭い男性です。

【出来事】試されたりなにかしら制限されると彼は怒りで反応します。彼の冒険への欲求は彼に責任を放棄させたり彼が他者にしてあげたことを後悔させたりもします。

 彼の傲慢さは、自分のためだけの小さい王国をつくりだし、自分の考えに反対する人や邪魔になる意見はすべて退けようとします。

 疑り深く、閉鎖的になり、自分の世界を利己的な充足だけで満たそうとします。

「私の言うことはすべて正しい。私が進む道こそが最善のコースだ」と言い切ります。

 自分の要求をゴリ押しするために、いつでも争える体勢を整えています。

 気性が荒く、シビア。親分ヅラをします。人からあれこれ指示されるのを嫌います。



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