幼馴染み
俺には幼馴染みが二人いたらしい。と言うのも俺は事故で記憶を無くしてしまったからだ。その時にもう一人の幼馴染みは死んでしまったみたいだ。ふとしたきっかけです記憶が戻ってきているので生きていれば俺の記憶ももう少し早く戻ってたかもしれないなぁ。
もう一人はこの前些細な事で喧嘩した俺の彼女だ。世話女房って感じの身の回りの事を何でもかんでもやってくれる世話好きのいい女だ。まぁ欲を言えばもうちょっと俺を子供扱いしないで欲しいって所かな。
でもまさか思い出したことを話したらあんなに怒るとは思わなかったよ。そういえば何を思い出したんだったか……あーそうだ、指輪だ。彼女の指輪を見て初めて買ってあげた指輪だよね、まだつけてくれていてありがとうって言ったんだった。
記憶がなくなってるんだから違う女と間違えたってしょうが無いじゃないかと思うんだがなぁ。ま、触らぬ神にたたり無しってね。この件は忘れよう。記憶を無くしてからずっと支えてくれた彼女を違う女と間違えるのも失礼な話だしな。
ネタバレ
死んでしまった方が本当の彼女。今の彼女は成り代わり。死亡に関わっていたかは不明。
彼女が怒ったのは本物の記憶を思い出しそうになったから。世話を焼いてるのは思い出すきっかけを与えないようにする為。違う女に渡した指輪を彼女が持ってた理由はご想像にお任せします。
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