詩集J 誰もいない戦争
仲仁へび(旧:離久)
第1話 戦機パーツ564
「私は殺し過ぎた」
「だからこの見える幻影は彼らの置き土産だ」
どんなに記憶を消しても
忘れる事ができない
もう何度目?
新しい洗浄液で体を洗っても
あの感覚が消えてくれない
死の匂い
手にこびりついた死の感覚が
亡者は本当に この世界にいるのかもしれない
こんな人間でもない物にとりついたって
面白くもなんともないのに
「罪をかぶるのは、罪を背負うのは人間だけでない」
「私にこんなものを押し付けないで」
「だって機械は、貴方達の言いなりになるしかないの」
センサーが壊れているのかもしれない
まだこの耳の 断末魔が響いてる
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