111.SWITCH『Planetarian~ちいさなほしのゆめ~』

 ジャンル:ADV/長さ:短め/オススメ度:★★★☆☆


 荒廃した近未来。とある建物に侵入した主人公が出会ったのは、プラネタリウムに一人残された少女型のロボット・ほしのゆめみ。

 彼女は外の世界を知らず、純粋に久しぶりの来客に喜ぶ。けれど、プラネタリウムは故障しており、上映は不可能な状態だった。



 タイトルの読みは「プラネタリアン」。

 これまでにPCやPS2などで発売され、アニメ化・映画化もされてきた作品の移植版で、選択肢はなく、ひたすら話を追っていくタイプのゲームです。


 移植版ということで絵は少し古めかもしれませんが、私は気になりませんでした。ゆめみちゃんの立ち絵が沢山あって、見ているのも楽しいです。



 お話は始終、静かで切なげ。

 彼女の、ロボットゆえの特性から同じことを何度も言ったり、主人公がどう説明しても理解できないことがあったりと、プレイヤーが苛々させられる場面もあります。

 でも、ラストまで進めると、そんな気持ちは吹き飛ぶはず。


 近未来という設定ではありますが、SFは苦手という方でも大丈夫です。難しい単語や世界観を深く理解する必要はありません。

 話も短めなので、小説を一冊読むような気分でプレイされることをおススメします。

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