76.PS1・2『グランディア』

 シリーズの中からプレイした2作をレビューします!


『1』

 ジャンル:RPG/長さ:長め/オススメ度:★★★★☆


 冒険家の息子ジャスティンは、いつか自分も冒険家になることを夢見ていた。


 ある日、幼馴染みの少女・スーと訪れた古代遺跡で、リエーテと名乗る女性の映像を見、「アレント」まで来るように言われる。

 ジャスティンは旅立つことを決意。仲間達を出会い、世界の果てを目指す……。



 剣と魔法のファンタジーではありますが、機械文明があったりとSF要素も多いゲームです。


 リアルタイムで進む戦闘システムが独特で、一番の特徴は強い攻撃を繰り出すことによって敵の攻撃をキャンセル出来ること。

 逆にキャンセルさせられることもあるため、攻撃力よりも早さが重要。

 スリリングな戦いが楽しめます。


 魔法が使うごとに強くなっていくのも面白いですね。

 RPGの通常戦闘ではMP温存のためについつい魔法を控えたりしがちですが、このゲームでは積極的に使う必要が出てきます。


 また、アイテムで魔法を覚えていくので、どのキャラに何を覚えさせるのかを考えるのも楽しいです。


 メインキャラクターが明るく、衝突することがありながらも和気あいあいとしているのが良いですね。

 でも、特に中盤から後半は切なくて泣けるシーンが目白押し! 何度プレイしても同じところで涙が出ます。


 こんなにネタバレしたくないゲームも珍しいかも。




『エクストリーム』

 ジャンル:RPG/長さ:そこそこ/オススメ度:★★★☆☆


 世界は精霊暴走と呼ばれる災害に苦しめられていた。地導師見習いのエヴァンは修行をしていたが、突然軍から無理やり遺跡調査に協力させられることに。


 連れられてきたロッカの村を拠点に、仲間と共に各地の古代遺跡に潜り、精霊暴走の原因を突き止めることになるのだった。



 地導師というのは簡単にいうと、精霊を感じ、地脈を操るワープゲート職人です。

 実際、遺跡に潜る時には彼の能力でワープゲートを作りながら進みます。

(何度も「地脈が乱れた」などと言ってリセットされるんですけどね…)


 どちらかというとストーリーより戦闘に特化した印象で、本編はクリア後のダンジョンじゃないかと思える作りになっています。

 ※オマケでは済まない規模です。


 戦闘は本当に楽しいです。

 敵と攻撃をキャンセルし合うところがスリル満点で、ハマると延々とバトルしていたくなるほど。


 ただ、ストーリーは全体的に淡々としていますし、ダンジョン攻略は結構大変な上、何度も同じところに潜る必要があって疲れます。

 そんな時の息抜きになるはずの町は2つほどしかなかったような……。


 キャラクターには個性があってかなり好きなんですけどね。うーん。

 ゲーム初心者にはとっつきにくいゲームですので、★は3つとさせて頂きます。

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