46.PS1・2他『かまいたちの夜』(1)

 シリーズもの編第三弾はこちら。ジャンルはサウンドノベルでミステリー&ホラーです。暑い夏に冷ややかな体験はいかがですか?

 4本あるので2回に分けたいと思います。



『1』(SFC→PS1) 長さ:短め/オススメ度:★★★★☆

 バーチャルコンソール:あり/アーカイブス:あり


 雪山へスキー旅行に出かけたとおると真理は、滞在先のペンション「シュプール」で恐ろしい殺人事件に巻き込まれる。

 吹雪で外には逃げられず、電話も通じない。クローズ・ドサークルで起きた事件を無事に解決することが出来るのか……。


 メインストーリーは本格ミステリーとなっており、選択肢を選んで犯人から逃げつつ、推理をしていきます。

 そのシナリオを終えると分岐が発生し、「悪霊編」や「スパイ編」など、違った雰囲気の話を楽しむことが出来ます。メタなコメディやちょっと大人向けのものも。


 バッドエンディングが多いのもこのゲームの大きな特徴で、それを集めることで解放される物語もあります。変なものもあって結構楽しめます。



 色々な機種に移植され、一番新しいのはリメイク作のVita版「輪廻りんね彩声さいせい」なのですが……何故か、伝統の青いシルエットからアニメ絵になってしまってファンはビックリ。


 追加シナリオもあるらしくて興味はありつつ、そちらはまだ未プレイです。初見さんなら楽しめるのかも?

 でもやっぱり私がオススメするのは従来の方ですね~。




『2 監獄島のわらべ唄』(PS2→PSP) 長さ:長め/オススメ度:★★★★★

 アーカイブス・バーチャルコンソール:なし


 2では1の出来事が現実ではなく「ゲームのこと」とされており、そのヒットを記念してゲームの登場人物のモデルとなった透達が三日月島に招待される。

 しかし、三日月島には「監獄島」という異名があり、別荘はおどろおどろしいところだった。しかもそこでは本当に殺人事件が起きてしまい……。



 1と同様にミステリーな本編があり、それが終わると様々なサブシリオに派生していく方式。かなり種類が多いです。

 特に忘れられないのは「底蟲そこむし村篇」……あれは強烈でした。ザクロが食べられなくなります><


 PS2になったことでシルエットにも動きや立体感が生まれ、よりリアルさが増しているのがポイント。


 オススメは非常に印象深いOPですね。イメージ映像なのですが、和の音楽と共に流れる映像は美しく、そして恐ろしく……定期的に見返したくなります。

 1を未プレイでも楽しめますので、PS2かPSPをお持ちでしたら是非どうぞ。

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