12.PS3他『テイルズ・オブ・ゼスティリア&ベルセリア』

 ジャンル:RPG/長さ:長め/

 オススメ度:ゼスティリア ★★☆☆☆/ベルセリア ★★★★★


 この二作品は非常に関連が深いので、まとめてレビューさせて頂きます。

(以下、ゼスティリアはTOZ、ベルセリアはTOBと表記します)


 ※今回は結構ストレートに表現しています。OKという方のみ、どうぞお読みください。



 まずはTOZから。


 災厄の時代を迎えていた世界で、天族と呼ばれる者達に育てられた青年・スレイは友人ミクリオと遺跡探索を行う。

 そこでアリーシャという女性と出会うが、別れた後で彼女が魔物――憑魔(ひょうま)に狙われていることを知り、追いかけることに。


 その先でスレイは天族のライラと契約し、世界で唯一の導師として生きていく決意をするのだった。



 OP、綺麗です(前作と比べると少し……ですが)。

 キャラ、格好良くて可愛くて良いです。


 が、それでは補いきれないほどの絶望ストーリー。軽く調べて頂けると分かるかと思います。このゲーム、シナリオやヒロインの扱いで大炎上を起こしているんですよ。



 はっきりと言います。私は、テイルズはどれも最低でも2周はしますが、これだけは1周だけプレイして即刻売りました。いえ、それすら辛かった。

 エドナがどんなに可愛くても、もう1周は耐えられませんでした。


 もし今後TOZを見たい方はぜひぜひアニメ版をご覧ください。

 ゲームでの反省点が生かされ、素晴らしい仕上がりになっています。映像も美しい!



 さて、続いてはTOBを。

 TOZよりも1000年の昔の世界が舞台となっています。


 田舎の村で育った少女・ベルベットは弟と義兄との三人暮らし。しかし、ささやかな幸せの日々は唐突に終わりを告げる。

 赤い月がのぼる「開門の日」、義兄が弟を生贄(いけにえ)に捧げ、ベルベット自身も業魔(ごうま)という魔物にされてしまったのだ。


 そして彼女は監獄島に幽閉され、業魔を喰らう日々を数年間送るも脱獄。義兄だった男へ復讐を果たすべく旅立つ……。



 テイルズシリーズ初の女性単独主人公です。


 そして、あらすじを読んで頂ければ分かる通り、正義の味方ではありません。彼女の仲間も通常の倫理観からは離れた者達で、一癖も二癖もあります。

(もちろんまともな考えのキャラもいますよ・笑)


 だからこそ葛藤するベルベットの思いや苦しみが伝わってきますし、クールだからこそ仲間との掛け合いにも楽しみが見い出せるのかなと。


 男性・女性、どちらも非常に格好良いです。生き様が。ちなみに私はロクロウが好きですね♪


 戦闘もバリエーションがあって面白く、難易度も選べるので初心者でも安心です。

 最近テイルズからは離れているなぁという方にも、戻ってきて頂きたい一本です!

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