05 ××のトラベラー(※破損の為、タイトルを正常に読み込めませんでした)
アスウェルの長い旅が終わったようだった。
「これでやっと家まで送り届けられる」
「大げさだなぁ」
レインはその言葉に明るく笑ってみせた。
そうして他愛のない会話をしながら、アスウェルに家まで送られたレインは、稼いだお金を持って安心できる建物の中へと入っていく。
だが忘れ物を取りに戻ろうと、再び家の外に出たレイン。少女が目にしたのはアスウェルの死体だった。
アスウェルの右手には銃があり。眉間には傷がある。
アスウェルは自分で自分の頭を撃って死んでいる様にレインには見えた。
レインは家の前で立ち尽くした。
少女には何も分からなかった。
分からないまま抱えあげたアスウェルは、すでに息絶えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます