あとがき

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 アルビオン宙軍士官物語(クリフエッジシリーズ)第六部「ヤシマ星系を死守せよ」は、いかがだったでしょうか?


 今回は第五部「巡航戦艦インビジブル」からの続きということで、大規模な会戦と政略を主にしています。

 そのため、第五部と同じく、クリフォードがあまり活躍できず、主人公らしさがほとんど出せませんでした。


 第六部まで書いておいてなんですが、私的にはここまでが導入部分と考えています。

 艦隊ひとつで数十万人という将兵がいる中、佐官である大佐までは大きな活躍は難しいと思っていたためです。(その割には第四部までは個人として大活躍していますが(笑))


 次の第七部ではようやく准将に昇進し、独立戦隊の司令となる予定です。

 准将でも艦隊の中では駆逐艦戦隊の司令など、戦局を左右するような役割は与えられず、活躍の場はないのですが、エピローグでハースが言っていたようにアルビオン王国では大軍縮時代に突入します。

 そうなると、満足な戦力が揃えられず、独立戦隊の准将でも活躍の場があるはずです。


 第七部では盟友であるサミュエル・ラングフォードを始め、これまで関わった人物が何人か登場するはずです。一応、私の構想の中では決まっていますが、誰になるかはお楽しみということで、ここではサムだけを公表しておきます。


 第五部、第六部と書いてみて思ったことはクリフォードが予想より成長したことです。

 ハースという庇護者がいるということもありますが、今回の経験で指揮官としての覚悟が今まで以上に強くなったと思っています。


 この辺りの話を次では掘り下げたいなと思っていますが、政略の話を書き始めると予定を超えて文量が多くなるので、確約はできませんが(笑)。

 第六部も政略がメインになったため、シリーズ最長の18万文字以上かけても書き足りないという感じです。


 話は変わりますが、今回出したキャラの中で意外に気に入ったのが、ユズル・ヒラタです。

 モデルはもちろん、平賀譲海軍技術中将ですが、それほど詳しいわけでもないので、あまり参考にはしていません。

 ただ、平賀氏が拉致された上に戦艦の設計をさせられたら、このくらいのことはしてくれるかなとは思っています。


 あとはフェイ・ツーロンがライバルとして頭角を現してくれ、今後に期待できるかなとも思っています。

 ただ、正統派の軍人であるフェイが通商破壊作戦にどこまで対応できるのか、長官となったことで戦場に出ることなく、どれだけ関与できるのかが未知数で、別のライバルが生まれる可能性もあると思っています。


 この後、異世界軍記物の新作を書く予定ですので、第七部は来年2022年の後半、夏過ぎくらいに投稿開始できたらいいなと思っています。

 ですので、いつも通り気長にお待ちいただければ幸いです。


 毎度のことですが、書き上げるとハイテンションになり、脈絡のない文章を書いてしまいました。お許しを。


 では、第七部「(仮)謎の海賊船団を追え」でお会いできるのを楽しみにしております。

 愛山雄町

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る