あとがき

【改稿版追記】


 最後まで読みいただき、ありがとうございました。

 いかがだったでしょうか。


 第五部は艦隊戦を中心に書いていますが、大艦隊の戦闘はなかなか描写が難しく、今回の改稿版でもあまり手を入れられませんでした。


 第六部は下記のオリジナル版のあとがきにあるように、艦隊戦中心となります。外伝のあとがきでは、クリフォードが准将に昇進した後の話にしようか迷っていると書いていますが、旗艦艦長のままでいくことにしました。


 しかしながら、当初予定していたハイフォン星系ではなく、再びヤシマ星系での戦いになる予定です。

 そのため、タイトルも「(仮)ヤシマ星系を死守せよ」となります。


 2021年8月20日現在では、一応プロットが完成し、登場人物などを整理している状況です。

 但し、アルファポリス様より出版予定の「迷宮最深部(ラスボス)から始まるグルメ探訪記」第二巻の作業が佳境に入り、早くても9月の末くらいからしか、投稿できません。

 今少しお待ちいただければと思います。


 それでは第六部で!

 愛山雄町


【オリジナル版】


「クリフエッジシリーズ第五部:巡航戦艦インヴィンシブル」を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 途中途切れそうな時はありましたが、何とか毎日更新で最終話までいけました。と言っても今回も難産でプロットを何度も書き直しただけでなく、最初の十話くらいを丸々書き直してもいます。そのため、年内投稿開始はできたものの完結は年越しとなってしまいました(笑)。


 今回の主人公は艦隊の花形、巡航戦艦の艦長という役職であるとともに、気苦労の多い艦隊旗艦の艦長でもありました。

 巡航戦艦は強力な攻撃力と軽快な機動力を持った戦闘艦であり、アルビオン王国軍人の憧れです。その艦長に就任したのでもっと巡航戦艦について書けると思ったのですが、思いのほか政略が多く、私自身中途半端な感じがしております。


 前回までもご指摘を受けていた他のキャラクターとの掛け合いというか、関係の深堀があまりできなかったと反省しております。

 リンステッド大佐との確執ももう少し深掘りできたのではないかと思っていますし、部下たちとのやりとりがほとんどなかったことも反省点かなと思っています。

 シリーズ最長の25話、十七万七千文字であるにも関わらず、書き足りないことがあまりに多い……


 このシリーズを書いていると、どうしても国家の戦略に矛盾が出ないようにと考えてしまいます。何十億人もの人口を抱える国家が何も考えずに戦争を起こすとは思えないためで、今回も帝国内の力関係や戦略目的などを考えて書きました。

 この辺りをもう少しすっきりと書けば、もっとミリタリーSF風になりそうなのですが……


 艦隊戦の描写については結構楽しく書かせていただきました。一応、図をつけているのでイメージはしやすかったかと思いますが、いかがでしたでしょうか。

 次作品でも艦隊戦になる予定ですが、今回の経験を生かし、更に緊迫感のある作品にしたいと思っております。


 次の第六部でもインヴィンシブルの艦長のままとなると思います。次こそは政略中心ではなく、戦闘中心の作品にしたいと考えておりますので、応援よろしくお願いします。

 ちなみに現在の構想でのタイトルは「(仮)ハイフォン星系を死守せよ」です。最後の方のハースとの会話にあったとおり、次は宿敵ゾンファ共和国が相手になる予定です。


 最後に素敵なレビューを書いてくださいました、さんちも様に感謝の言葉を贈りたいと思います。ありがとうございました。


 それでは第六部でお会いしましょう。いつと約束できないところが心苦しい……

 愛山 雄町

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