第23話

〜歴史〜


 2042終戦。

 死者、0人。

 負傷者、39人。

 生命活動停止生命体、753900。


 〜ログ〜


 1死亡。

 2死亡。

 3、4、5、、、、、、、、、111196及び1-1、1-2、、、、、、1-329が死亡しました。


 システムアメシストが、軍事的実験により、肉体を得ました。

 アメジスト実験の結果より、システム石英は肉体を得ました。

 凍結システム水晶は稼働を開始しました。


 「〜間〜」において、凍結システムシトリンが稼働を開始しました。



 博士が死亡しました。

 詳細情報。個体名「研究」は、脳を破損し、大量出血によりナノマシンが稼働しない事により死亡しました。


 タイプ奴隷の絵本が軍に回収されました。


〜ユーザログ〜

 

 エラー物理演算に不具合が見つかりました。

 エラー記憶領域が足りません。

 エラー一部のファイルが破損しています。

 エラーシナリオファイルの一部が破損しています。

 警告。酸化アルミニウムらが予期せぬエラーを検出しました。

 警告。「これ」の破損を確認しました。

 警告。「これ」において、重大なエラーが検出しました。

 警告。世界の摂理、及び、世界の設定が適用されていない、場所が存在します。パスは以下の通りです。D/hanabatake/tengoku/sougen.ibaです。

 警告。システム閻魔が稼働を停止しました。

 警告。主人公、個体名「研究」が死亡しましした。

 変更。主人公を個体名「母性」に変更しました。

 未来。主人公、個体名「母性」が幸せになる可能性は限りなく少ないです。


〜間〜

 

 世界の設定。「幸せ」とは楽に死ぬとする。

 世界の設定。「死ぬ」とは何らかの要因で酸化アルミニウムらによりタイプ「死」にされた事を指す。「死ぬ」は、タイプ「死」にその要因を同包する。「死ぬ」に該当する思考は、死んだ後もなお、同包されている要因を仮想空間でループする。

 世界の設定。タイプ「死」の思考はgenzitu.idaにある場合、変数の書き換えの権限を有せない。またgenzitu.ida以外に存在する場合、genzitu.ibaを除き干渉することが出来る。

 世界の設定。タイプ「死」は誰も変更が出来ない。

 世界の設定。システム閻魔は、タイプ「死」をタイプ「楽」に上書きすることが出来る。

 世界の設定。タイプ「楽」は 強制的にsougen.ibaに実態を置きます。

 世界の設定。システム閻魔は、実態が無くとも存在し、行動出来ます。そして、実態のない思考を参照して、タイプの変更、上書きが可能。

 世界の設定。実態のない思考は、実在せず行動も不可能です。参照された場合のみ、感知される。

 世界の設定。拡張子 .mno .dnaは 自動的に .skuにエンコードされる。

 世界の設定。タイプ「楽」は、世界の設定の適用が出来ない。そして、genzitu.ibaに干渉することが出来ない。そして、sougen.ibaから実態を移動する事は出来ない。

 確認。世界の設定。世界の設定は、C/syousetu/ukaikaihei/amezisuto/settei/ に拡張子 .stiで存在する。



「「「「受託しました。確認しています。非適合は感知されませんでした」」」」


「アナタ」を無効化。


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