純粋と時の針
「ねぇ? どうしてママとパパは結婚したの?」
純粋な目で
純粋な心で
純粋な質問
「パパが良い人そうだったから」
「えっ、それだけ?」
子供の前で恥ずかしくて言えない
だって2人だけの秘密でしょ?
出会いの朝は……
時が立てば喧嘩もする
愛を囁くことも無くなる
ただのパートナーになる
でもね
そんなことも出会っていなかったら
今という時間はありえなかったんだよ
満員列車に押し出される私
通勤列車に乗り遅れるあなた
ホームにたたずむ2人
気まずさと恥ずかしさだけが残る
気が付いたら同じ会社
2人して怒られる
あなたはどこの部署?
あぁ転勤してきたのね
知らないはずだわ
でも1人じゃなくてよかったと
思ったのは私だけじゃなかったはず
頼れるあなた
格好いいなんて思ったのも束の間
ちょっとおっちょこちょい
どこか抜けてる?
だけどそんなところも可愛いと
どんどん惹かれていった
ヒラヒラ舞う花びらのように
美しく舞う恋心よ
夢にまで咲く恋の花
あなた求め想いの堅さに未来を決める
満開に咲く花のように
胸に開く恋心よ
大輪に咲きこぼれる恋の花
2人手を握れば未来の怖さを乗り越えられる
「パパはママが大好きだからさ」
「ママは?」
「ママもよ。パパが大好きだから」
恋の花に新芽が宿った
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