第6話
それにしてもすごい熱気だった。
こちらは高度を高くとっていたのに、衝撃波が伝わってきた。
そして息もつかせず、次々と爆発が続く。
急降下爆撃隊の攻撃は、ほぼ全弾命中したと思う。凄まじい練度だ。
停泊中の戦艦群は、漏らすことなく全て黒煙が吹き上がっていた。
ふと我にかえり、あの攻撃編隊は無事か?あのまま突っ込んでしまったのではないか?
と思わず気になり、目を凝らすと
黒煙の隙間から、或いは黒煙を突っ切って、艦爆隊がそれぞれ姿を現した。
私は艦爆隊が完璧な仕事をこなし、そしてあれだけ決死の突撃をしたのに、悠々と離脱する後ろ姿を見て、感動するとともに、ふと我にかえり、慌てて見張りを再開するのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます