初めて出来た彼女は、可愛いくていい匂いがして、虚言癖の化け物でした

バネ屋

1章 最初の犠牲者

#01 初カノ出来たよ!



「タローくん、好きです。付き合ってください」



クラスメイトの吉川さんに放課後残ってて、と言われ残ってたんだが、教室から誰も居なくなったら告白された。



困った。


俺、吉川さんのことよく知らないんだよなぁ。

苗字しか知らない。


喋ったこと、あったかなぁ・・・あー確か隣の新田と話してた時に横に居て、一緒に話したことあったなぁ。


で、どうするの、俺。


顔は可愛いんだよなぁ。

でもなー、俺好きな人いるしなぁ。


因みに、俺が好きな人も同じクラスである。

仲良くなりたくて、普段からめちゃくちゃ話しかけてて、お友達程度には相手してくれているが、多分脈は無い。



で、吉川さんだ。

可愛いし、なんかいい匂いするし、付き合うかー



『うん、僕で良ければ、お願いします』



その日は教室で遅くまで二人で話し込んで、帰りは反対方向だったけど家まで送って帰った。


俺に初めての彼女が出来た。

初めての彼女は可愛くて、女の子のいい匂いがした。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る