第41話 裸のレスリング「恋する女たち」
「恋する女たち」はD・H・ロレンスの小説で、1969年に映画化。雑誌で紹介を読み、非常に見たかったのですが、未見です。ネタが尽きてきまして、今後も未見映画を紹介するかもしれませんが、かなり見たかったけど果たせなかったものばかりです、ご了承ください。
なぜそんなに見たかったかと言うと、暖炉の前での全裸レスリングシーンがあるのです。
この男二人は、主人公姉妹の、それぞれの恋人です。何故にレスリングになったかは不明ですが、髭もじゃ、胸毛もしっかり、の男性同士、不穏な感じは否めませんし、少なくとも片方は、もう片方の男性に友情以上の何かを感じていたようです。
赤々と燃える暖炉、その前で素っ裸でレスリング。古代オリンピックでは全裸で対戦したそうで、伝統的な戦い方、とも言えますが。以前YouTubeでこの場面を見て、やはりアヤシイと感じました。
力尽きて倒れこんだ男の胸にもう一人が顔を寄せ、二人でハアハア。事後です、と言われても不思議はない。
D・H・ロレンスは、「人が判りあうには男女問わず相手と肌を合わせなくてはならない」といった持論の持ち主、と聞きます。そんな作者ですから、やはり、あのレスリング場面は、ただの戯れではないのかもしれません。
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