作品紹介への応援コメント
この度は自主企画への参加、ありがとうございます。
また拙作の方、都度コメントいただきありがとうございます。一方私の方はなかなか御作にコメントできず申し訳ございません。。。
隙間時間で少しずつ読んでいるもので、なかなかコメントまでする暇がなく……。
さて、20話まで拝読させていただきました。
感じたことを述べますね。
まず、文体もキャラも圧倒的に個性的で、作者様にしか出せない魅力があると思います。
例えば主人公、彼はチャラ男で信念もないし、論理よりも直感で動いて一貫性があまりないタイプと思います……と書くと良いところがほぼないように見えますが、何故か不思議と応援したくなる。
彼の行く末がどうなるのか、いつの間にか気になっている自分がいることに、むしろ驚かされます。
また登場人物の特徴を描くのが非常に上手です。
初登場からの少しの描写で、「彼・彼女はこういう人物」ということがすぐに伝わってきます。それも、記号的要素(変な口癖や見た目、あるいは「ドジっ子メイド」のような量産型キャラ)がほぼなしで。
その点は一創作家として羨ましいほどの才能だと思います。
また第1話の表現を借りるならば、「男女平等やLGBTQに対する概念が問題として認知されてなく、至って自然と順応している」世界も興味深いです。
そして気になった点ですが、実は結構あります。
例えば、西洋風の名前と日本風の名前が混在する世界に対して主人公は言及しないのだろうか?とか、1500人分の料理を素人3人で作るのは不可能に近いのでは?とか、神楽とアルビーの仕合(?)でそんなにバカスカ切られて大丈夫?とか……。
とは言えこの作品、そういう細かいことを気にせず、勢いで読むのが正解のような気がします。
ですので最低限、小説の作法として、語りの人称について気を配ることをお勧めします。これが守られていないと、読んでいる側としてはマジでかなり混乱します。
まず、人称をコロコロ変えすぎないこと。
特に1人称と3人称が混在する形式は、相当上手くやらないと違和感だらけになります。御作は基本はヒサカの1人称ですので、3人称視点は不要と思います。
例えば「第19話 オルテア・リリース」。
前話がヒサカ視点の1人称なのに対し、急に3人称に変わります。
そして途中でオルテア視点の1人称になり、最後にまた3人称へ。
せめて1話の中では人称と視点を統一していただいた方が読みやすいです。この話なら、全てオルテア視点の1人称で描けばよいのではないでしょうか。
なお、1人称で視点がコロコロ変わる形式は一般的によろしくないと言われていますが、Web小説界隈では割と使われています。しかし、それを批判する方もいます。
ただほとんどの場合、混乱を防ぐため、その話のタイトルに「○○視点」「○○side」などと但し書きがありますね。
また第19話にて、最後に3人称に戻ってきたとき、「また、その後、オルドロス君は盛大にボコられた。」という文があります。
この「君」は3人称ならば不要です。3人称とは客観的な視点なので。私はこの「君」表記のために、ここはレイシェラの1人称で、それなのに自分のことをレイシェラと呼んでいると勘違いしました。
次に1人称視点の原則として「視点となる人物が知らないことは描けない」というものがあります。
こちらは基本意識されているかと思うのですが、特に学校入学の前後で、主人公の異世界社会に関する知識量が相当増えているのには違和感を覚えます。何かしらの言及をしておいた方がいいと思います。
また細かいことですが、
第8話「それを俺は一人冷淡な目で見つめていた。」
→「目」を自分で見ることはできないので、「冷淡な気分」「冷ややかな気分」といった表現が適切かと。
第17話(まだ、勉強中か…)などの( )表現
→1人称の時点で主人公の独白形式ですので、(一般的には)括弧を使った心中描写は不自然(地の文と区別する意味がない)とされています。
といった点も読んでいると気になります。
以上です。
作者からの返信
@ikutさん批評ありがとうございます!
正直に感想を言うと「キショ、なんでそこまでわかんだよ」になるのですが、まぁそこは置いといて、とっても誉めて下さりありがとうございます!
私自身、数字とのやり取りしかしてこなかったので、とても励みになりました。
そして、気になった点の事ですね。
いや、本当に全く仰る通りで今「確かに!」ってなってます。
オルテアちゃんの話なんか本当に悪いところが如実に現れてますね。読んでてコロコロ変わるし、一体誰視点なんだって感じですよねw
後、御劔神楽とアルビー・ハイドの仕合と修行2ですね、あれ、峰打ちで脇腹切ってるんですけど、明らかに描写してないし、剣だか刀だかわかんなくなってるし、ですね。
本当にすいません、描写不足すぎる…
他には、日下部真昼とヒサカ・アルドレアで知識量の差が生まれてる、料理作る量がヤバい、ですね。これも描写不足で本当にすいません…確かにアルビーの事を知っていたり、学園の事を知っていたり、女王陛下の名前を知っていたり、etsで説明がされてないですよね…順次改善していきます!
次にアドバイスですね…()が地の文と区別が不自然、というか違和感を与える、ですね。うーん、そこに関してはヒサカの感情といいますか、まさしく独白?なんですけど、少しどう直したらいいのかわからないので、ご指摘をじっくり理解しながら直していきますね。
最後に、冷淡な目云々ですね。確かにこれは「冷ややかな目」だとか「覚めた目」とかで良いかもです!
冷淡な目ってなんぞやって感じですしねw
以上。ご指摘に関する私の思いでした!
本当にありがとうございます!
これからも、指摘を前向きに捉えて頑張って描いていきたいと思います!
@ikutさんの作品「アンロッカーズ」も隙間時間を見つけて見ていきたいと思うので更新楽しみに待ってます!
また、気軽にコメントしていこうと思うので、かまってくれたら嬉しいです。
では、ここは、これにて。Healiosでした!
作品紹介への応援コメント
Healios様
ikut様の自主企画から参りました、水野でございます。
拙作にコメント、素晴らしいレビュー等賜りまして誠にありがとうございます。
『ダークリップは口付け後に』、23話まで拝見いたしました。
その上で私の私見を述べさせていただきます。
まず、第一の印象は『アンバランス』でございました。
主人公は一見、遊び人で場当たり的に見えて、どこか覚めて俯瞰的にモノをとらえている。また、目的に向かって努力をすることも出来る。不思議な人物であると感じました。
また、全編の描写も精密さを感じさせる部分もあれば、読者を突き放すように描写なさらない部分もあるかと。
刺激的なルカさんとの出会いから、一転、仲間たちとの生活に移る展開も、ふたつの別々の物語を読んでいるような読感がございました。
これはHealios様の『妙味』とも呼べるモノだと存じます。
物語はバランスよく整っているばかりが面白さではない、と私は考えております。
どうぞ、この持ち味をのばしていく方向性で執筆を続けて下さいませ。
次に、少々気になった点を少しばかり申し上げます。
まずは誤字と表記の揺れ。これにつきましては、私もまだまだ拙作の誤字を探し切れておりませんので、他人様に申し上げることはおこがましい事でございますが……
読書中に誤字脱字を発見いたしますと、どうしてもそれが気になってしまいます。
第二に、性的な描写についてですが、カクヨムはR15、つまり15歳以下の青少年に見せるとこが出来ない描写はNGとなっています。
性的な表現が許容されているWeb小説投稿サイトなどで、伏せ字をしない「完全版」を公開されてはいかがでございましょうか?
もし、カクヨム以外場所で投稿するおつもりが無いとのお考えであれば申し訳ございません。
以上でございます。
乱文にて、失礼いたしました。
作者からの返信
とっても素敵なコメントありがとうございます!
『妙味』なんて言って下さって嬉しいです!
誤字脱字は確かに私としてもどうしようかなぁって思ってるんですが、なかなか時間がとれなくて…けど、頑張って手直ししていきたいと思います!
R18ですね…確かにそうなんです、けど、別にエッチな描写を入れようとは思ってなくて最初辺りに必要かなって感じでいれてるだけなんです。
第22話でヒサカは快楽を自重しようと決断してるんですけど、だからそれ以降は自然の摂理に委ねて行く感じになります。なので、これ以降は特定の人との事後報告的な形になると思うんです。
けど、そうですね。検討してみようと思います!
ヒサカは勉強自体はわりと好きなんです、なので学ぶことに対して前向きというか、限界は知っているけど限界まで目指してみようみたいな事を思っています。
これはネタバレになるのですが、話の本筋として勝てる見込みのない相手にどうやっても勝てない事はわかってるので、懐、つまり警戒心って言うのをどうやって解くかみたいな所に焦点を当てます。
なので学園編は実行に移す為の準備段階、つまり能力の限界まで引き上げて、成功率を上げるって所です。
覚めて捉えてるのは彼の過去にあります。
ヒサカの根本はいかに楽するかですので、ちゃらんぽらんなキャラに写ってしまうのです。