赤い糸
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
夢の中で君を見つけたんだ
いつものクラスの仲間たち
他愛もない仕様もないことで
笑いあっていた昼休み
ふと遠くに目をやると
君の右手の小指には
赤い糸が結んであった
糸がどこに続いているのか
必死に目で追う最中に
夢から覚めてしまった朝
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
夢の中で君に会ったんだ
いつもの寂れたバス停前
自転車を押してゆっくりと
道を通り過ぎる恋人たち
ふと隣に目をやると
静かに君が立っていた
毛糸の束を握りしめて
糸がどこに続いているのか
今度こそ知りたかったけど
夢から覚めてしまった朝
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます