猫の日
「にゃあ〜」
撫で声を出しながら尻尾を振ると、おいでというように膝をポンポンと叩いたご主人様の姿があった。トコトコと近づくと、ご主人様は手を広げて僕を待っていてくれた。僕はご主人様の胸にダイブしたーー
が、僕の体は冷たくなったご主人様に跳ね返された。そっか……。ご主人様はもう……。
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