猫パンチ

「猫ぱーんちっ」

僕は拳……ではなく人差し指を空に向けた。その瞬間雲からバリバリと大きな音がした。それが収まると空から粉々になった氷の塊が降ってくる。子供達は「雪だ!」と言って喜んでいる。

僕の仕事は雹を降らせないこと。日々、猫パンチをして雹を砕いている。さぁ、次はどこを守ろうか。

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