一歩遅かった

好きだ、と君に言った時にはもう遅かった。君には好きな人がいて、その人に告白して振られていた。その人に君じゃない好きな人がいるのは知っていた。だから君を傷つけたくなくて。君が告白するよりも前に言おうと思っていたのに。ごめんね。君にその涙交じりの驚きの顔をさせてしまって。

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