第24話 脱獄準備開始

国の人々はにぎやかに祭りを始めた。ティルジン王は椅子でくつろぎながらワインを片手に持っていた。キィダがティルジン王の後ろに控えているのを見ると、ザカディーは外が見える小さな窓から右手を出して、キィダに手を振った。すると、キィダはザカディーに気が付いたが、

「キィダ。牢獄のやつはなぜ手を振っているんだ?」とティルジン王は汚いものを見るような目で言った。

「やめるように言ってきます」とキィダは冷静に答えた。キィダは真っ二つに分裂し、2つの小さな黄色い半透明の丸になった。1つはティルジン王の護衛として、もう一つはザカディーのところへ行った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る