夢の中から輝く光にいつも照らされている

へいばる

第1話 悪夢

 「おーい。出てこいチビ助。お前は俺から逃げられない。」と男は言った。男は古びたボロボロの服を着ていて、身長は3メートルほどもあった。

「はぁはぁはぁ」レイは恐怖に見舞われながらも、男からどうにか逃げながら息をひそめて木の陰に隠れた。

「さっさと出てこねーと・・・この金棒で、お前の頭をたたき割るぞ!!!」と男はそこに置いてあった大きくてでこぼこした金棒を手に取り、振り回しながら言った。男がレイの隠れている木のすぐそばまで来ると、レイは慌てて木の陰から飛び出した。

「みいつけた~♪」と男が言うと、

「ドンッドンッドンッ」と男はレイに向かって走り出した。レイは青ざめながらも頑張って走り続けた。すると、レイの足の先から大きな黄色い光とともに穴が開いた。レイはその穴にまっすぐ落ちていき、黄色の光に全身を包まれた。

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