第7話
(祈織)・・・私とトモ君は幼なじみだった・・・
・・・幼なじみと言っても同い年や1つくらいの
年齢差なら一般的な幼なじみで恋愛になったり
するんだろう。
(ナレーター)・・・祈織は昔は智也の事をトモ君と
呼んでました。
(モモの時の呼び方と違いを出す為にモモの呼び方智君と分けてます・・・)
(祈織)・・・それが3歳差となると子供の頃は大きいのです。私が中学生になる年にはトモ君が
高校生になり、一緒の学校に行けたのは、トモ君と
出会った頃・・・私が小学3年生・・・
・・・トモ君が小学6年生の時である・・・
ここまで差があると一緒に遊ぶが・・・
一緒に遊んでもらっている・・・になる。
・・・父親の居なかった私は歳上のトモ君がとても
逞しく見えて・・・いつしか好きになっていた・・・
・・・そう・・・初恋をしたのだ・・・
・・・恋心に気付いた私は何度も気持ちを伝えたが
相手にされてないのは・・・子供ながらに解っていた・・・
(ナレーター)・・・公園で・・・智也と祈織が遊んでる時・・・
(祈織)・・・祈織ね・・・トモ君が大好きだよ!
(ナレーター)・・・祈織が智也に抱きつく!
(智也)・・・ありがとう・・・僕も祈織ちゃんが
大好きだよ!
(祈織の心の中)・・・そう言って私の頭を優しく撫でてくれる。
その時、私の好きとトモ君の好きが違うのだと気付いていた。
また彼がふと違う女性を見てた時はヤキモチも
妬いていた。
・・・ただ・・・あれから少し大きくなった私は
あのトモ君が見つめていた女性は、ただトモ君が
亡くなった母親の影を見ていただけだったと言う事を知っている。
いつも私を助けてくれるトモ君の寂しさに気付いた私は・・・少しでも彼の側で支えてあげようと心に決めたのだった・・・
・・・妹の中の彼女パート7・・・[完]・・・
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