第1章
1
私、
ごくごく普通の高校2年生の私は、ある日突然・・・異世界に飛ばされた。
私の身にこんなマンガみたいな事が起こるとは夢にも思ってなかったのにね。
でも、あなたがいたから頑張れた。
ありがとう。私を支えてくれて
守ってくれて・・・今でも大好きだよ・・・。
「愛莉亜ちゃん、おはよっ」と可愛い顔のこの子は、私の可愛い可愛い親友の
「優衣~~~おはよ!!会いたかったよ」と優衣に抱きついた。
「もう~愛莉亜ちゃん恥ずかしいよ」と顔を真っ赤にして言う優衣。
可愛いすぎる優衣がいけないんだよ~!!
本当に優衣は可愛いんだ。
学年1?イヤ、学校1に可愛いと思う。
私が男だったら、優衣を彼女にしたいくらいだもん。
あははっ。こう思っちゃう私ってちょっと(ちょっとか?)ヤバイかも。
「おい、愛莉亜毎朝毎朝同じ事すんなよな!!優衣ちゃんが困ってるだろうが」
と言うコイツは誰かと言うと私のクラスメイトの
雅也は高校に来て知り合ったヤツで、第一印象から最悪なヤツだった。
しかも私と優衣との態度が、これかって思うほどに違う!!
基本私以外の女の子の前では優しい男を演じている。いっそ俳優にでもなれば?って感じの名演技っぷりなんだ。
何で私だけには嫌味を言うんだか訳分かんないヤツだ!!
しかも顔だけはかっこいいから、これまた納得いかない。
「うるさいわね雅也。アンタに言われる筋合いないんですけど?しかも、優衣だって嫌がってないし。ねっ優衣!」
「うっうん」と優衣が曖昧に答えた。
「ほら見ろ、やっぱ優衣ちゃん嫌がってたじゃん」
ムゥゥ~~~!!!こいつ・・・ムカつく!!!!!
優衣の曖昧な答えに、少し(ホントに少しか?)ショックを受ける私だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます