文章書きツールとしてのchromebook

衣谷一

はじめに

 カクヨムや小説になろうなど、文章系のサイトに文章を投稿している人なら必ず行っている行為があります。


 文章を書く。


 なんだ至極当たり前じゃないかと口にする方々がいるかもしれませんが、これが中々難しいわけです。なにせこの世に文章を書く方法や仕組みがあまたあるからです。


 パソコン、スマホ、ポメラ、原稿用紙。アナログからデジタルまでたくさんです。


 デジタル。パソコン一つ取り上げてみても、オペレーティング・システムとしてWindowsの端末を使うのか、Macの端末を使うのか? 文章を書くソフトウェアにしたってオペレーティング・システム標準のものか、独自に開発されているソフトウェアなのか? ハードウェアに視線を移せばキーボードのメーカー・造り・配列など。


 アナログ。原稿を書く紙は原稿用紙なのか、チラシの裏紙なのか。はたまた五百枚セットのコピー用紙に書きなぐる? 文字を綴る道具もたくさん――鉛筆・シャープペン・ボールペン・万年筆、ひょっとして筆?


 衣谷もいろいろな道具を使って文章を書いてきました。


 原稿用紙に書いたこともありました。Windowsの端末でワードプロセッサーを使っていた時期もありました。直近ではLinuxという文章書き界隈ではまず聞かないであろうオペレーティング・システムの上でテキストエディターを使っています。


 そんな中、新しい答えとして衣谷が見出したのがChromebookです。昨今のGIGAスクール構想や比較的安価に手に入るという背景から注目が高まっています。ですが、注目すべきは『高機能なポメラ』として活用できる点です。本稿もChromebookを使用して執筆しています。


 執筆環境の見直しやどうやって文章を書こうかしら、と考えている皆さんのために、『そもそもChromebookとは何?』という点から執筆環境の構築例についても説明したいと考えています。


 一部、とくに構築例のところについては技術的に込み入った内容となりますのでご了承ください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る