徳島城(日本100名城 No.76)と高松城(日本100名城 No.77)

 翌朝。

 今日は出発時間が早い。

 瀬戸大橋を使って四国まで行き、徳島と香川のお城を3つめぐることになっているのだ。

 というわけで、朝5時にロビーに集合となっている。

 4時半に起き、隣のベッドで寝ている妹をたたき起こすと、急いで出発の準備をする。

 窓の外を見るも、太陽はまだ登っていない。

 朝が早すぎて無料の朝食は、食堂が営業時間前なので食べることはできない。なので、徳島に着いたら何か食べようということになった。


 時間となり、ロビーで無事全員集合して、岡山駅まで。

 今日も青春18きっぷを使って移動。

 まずは、快速マリンライナーに乗って高松駅まで。

 1時間と少しで高松に到着。

 乗り換えて、高徳線で徳島駅に向かう。

 2時間半ほどかかって徳島駅に到着した。

 駅チカのお店で朝食にハンバーガーをみんなで食べる。


 そして、目的の徳島城に向かう。

 徳島城は駅から徒歩で行ける距離。駅チカで助かる。

 今日は山登りが無いらしい。

 僕らは、歩道橋を渡って駅の反対側に向かう。

 渡った先の徳島城跡の辺りは徳島中央公園となっていて、石垣やお堀が残っていた。


 徳島城は1585年、豊臣秀吉の四国征伐で功績を上げた蜂須賀家政が阿波を賜った。早々に徳島城の築城に取り掛かり、1年半後に完成した。以後、江戸時代を通して蜂須賀氏の居城となり、明治維新を迎える。

 1873年に発布された廃城令により存城処分となり、鷲之門を除く城内のすべての建築物が撤去された。

 日露戦争の戦勝を記念して、1906年に徳島公園として開設され、1910年一般に開放された。

 残った鷲之門も徳島大空襲で焼失。

 1989年、徳島市政100年を記念して市民の寄付などにより鷲之門が復元された。


 徳島城博物館があり、入館料300円で見学。

 お隣の旧徳島城表御殿庭園も見学。


 小高い丘の上に徳島城の本丸跡があるというので、階段を上って丘の上まで。

 本丸跡は、だだっ広い広場になっている。

 登ってきた反対側の道を使って丘を降り、踏切を渡って再び徳島駅までやってきた。

 途中、商店街に何故か「どこでもドア」が置いてあった。


 お次の目的地は、高松駅へ。

 時間の関係上、別料金を払い、歴史研の旅では珍しく特急列車を使うことになった。

 特急うずしお号に乗って、1時間と少しで高松駅に到着。


 高松城も駅チカだ。徒歩の移動が少なくて楽チン。

 高松城のあった辺りは玉藻公園として整備されている。

 入園料200円を払って入園。


 高松城。

 1587年、生駒親正が豊臣秀吉から讃岐一国を与えられ入府。翌年、築城に着手し、1590年に完成する。

 1642年、松平賴重が城主となり、1669年、小倉城を模した3層5階の天守が完成。

 明治維新後、版籍奉還により廃城。1884年、老朽化のため天守が破却。

 1955年、一般に開放され、3月2日、国の史跡に指定された。


 玉藻公園を後にする。

 遅い昼食を食べようということになり、香川県と言えば、うどん。

 みんなで、うどんを食べる。


 次の列車まで、少し時間があったので、高松シンボルタワー29階の展望室に行ってみようということになる。

 展望室からの景色は高松市街を一望できた。

 瀬戸内海も見えて、いい眺め。


 展望室にある椅子に座って休憩。

 3日連続のお城巡りで、みんなの疲れがたまっている様子。

 もちろん、僕も疲れている。

 僕が部長になった暁には、もっと楽にお城巡りをするぞ。

 いや、お城巡り廃止だな。


========

徳島城の情報

https://www.awanavi.jp/archives/spot/2829


高松城の情報

http://www.takamatsujyo.com/

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