主要登場人物《1》
【アルマ】
-パーソナル
年齢:20
身長:188cm 体重:92kg
・詳細
本作の主人公。
魔境と称されるアケローン魔術学園を、たった一種の魔術のみを武器に首席で卒業した天才付与魔術師。
基本、優しく気遣いができる好青年。中性的な顔立ちもあいまって、学園時代から男女ともに人気が高い。そこに筋肉が搭載され、野生的な雰囲気を獲得したアルマはより一層人気に拍車をかけ、特に年上のお姉さんやボディビルダー、武人に絡まれることが多くなった。
ただし、下述する事件の弊害により、女性陣からは〝遠巻きに眺めて癒される肉食系男子〟という地位に落ち着いた。ちなみに野郎に関しては、知らんよくだらん、という態度で絡みに行っている。
勇者へリィン曰く、「強化魔術しか扱えない無能」という理由からパーティを追放されている。のちに、師であるディゼルの元で、強化系の最上位、究極とも呼ばれる
付与魔術師としての才能は天賦と称され、事実若くして究極たる《
同じ境遇のディゼルも付与魔術師と名乗っておらず、適当に拳士と誤魔化している。アルマに対して、カティアの第一印象も
主な戦闘スタイルは全身をアクロバティックに使った近接格闘、および付与魔術で爆発的に増幅させた身体能力をフルで使った超高速戦闘。小手技や技巧といった類の武術に関しては、そのほとんどがディゼルから教養として与えられた漫画や、戦闘時に得た感覚をもとに習得している。逆に、ディゼルから教わっているのはその名の通り全力で殴る〝
ボスラッシュ戦で見せた〝
戦闘時、ハイになることで奇声を発することがある。同じく、戦闘時にたまに発言する〝アーデ・ヴィーダ〟とは、俗に〝さようなら〟と同様の意味の言葉。挨拶。
ディゼルの元で修行すること約一年。その間に思考や思想、言葉遣いも変わっており、その佇まいは威風堂々を体現しているかのよう。また、己より強い相手、あるいは成長を促してくれる相手との闘争を望むようになっており、惚れ込んだが最後、必ず叩き潰している。
本人曰く「煽り耐性皆無」なため、喧嘩を売られるとすぐに買ってしまう。冒険者ギルドで繰り広げた、のちに伝説として語り継がれる大乱闘もそれが原因。
ディゼルやアルマの戦闘の要ともなっている《
使用時、アルマの魔力光である黒紫色が稲妻となり強化箇所を覆う。
フレア・イグニスとの戦闘中、決め手となったシャルルの呪術により、存在しないはずの隙を穿ったアルマは、備わった天性のバトルセンスによって〝隙を見出す〟戦術眼と、そこへ的確に拳を打つ〝感触〟を手に入れた。
【カティア・ルイ】
-パーソナル
年齢:20
身長:166cm 体重:49kg
異名:〝
・詳細
A級クラン【
しかし、一度剣を抜き戦闘態勢に入れば、魔物や人間であろうと容赦無く切り捨て、一切の油断なく剣撃を撒き散らす姿から〝
言いたいことはストレートに、しかし遠慮や気を遣うという思慮は多少あるものの、根幹からして自分本位の言動が目立つ。が、アルマとの出会いや噂による事件をきっかけに、変わりつつある。
剣を抜く際や踏み込みの初動など、いわゆる〝速さ〟を求められる戦闘時において、無意識の段階で魔力を爆発させるように放出する癖があり、よって初見で彼女の剣筋を視認することは非常に難しい。一瞬という短い間にのみ魔力が発露するので、事前の感知は不可能。手練れほど、彼女の実力と剣速に齟齬を感じ、大きなアドバンテージとなる。
逆に、高度な技術を無意識の段階で使いこなせているが故に、素のスペックが熟練の剣士に劣り、魔力が切れればさほど脅威ではなくなる。
ちなみに、随所で魔力を放出させる術技はカティア自身のオリジナルではなく、数百年前まで魔術師の間で主流であった【
村人出身で、とある理由によって両親と死別。親代わりとして二人の男女に育てられ、剣も彼らから教わったと思われる。
こと〝強さ〟と〝可愛らしさ〟に関してはストイックであり、鍛錬を欠かしたこともなく、可愛いと言われればどこがかわいいのか執拗に聞いてくる始末。
紛れもなく高い剣の才能を有しているものの、まだまだ引き出されていない模様。
彼我との実力差を明確にし、己が自信と実力を恥じることによって急速に成長していく。相手が一段上や〝頑張ればどうにかなる相手〟程度の敵では意味がなく、どう逆立ちしたって勝てないような相手を前にしてこそ、勝敗に関わらず彼女の真価は発揮される。
【シャルル・ココ】
-プロフィール
年齢:19
身長:147cm 体重:39kg
・詳細
蒼天に揺らめく美しいショートボブに青碧のサファイアを双眸に映す、魔術学園時代の後輩。
小学生に見紛う低身長。それに付随する幼い容姿とは裏腹に、醸し出す雰囲気は活発ながらに妖艶さを併せ持つ。語尾はデス。
プロット通りに動いてくれないメンヘラ。あるいはヤンデレ。当初の都合のいい恋人設定がどこかへ吹き飛んだ、かわいいの権化。対抗策として、アルマの半径二メートルに近寄れないようにしてやった。
回復術師として右に出る者はいないとされるほどの鬼才。カティア曰く、「埒外のバケモノ」。
加えて占星術、護身術、回復魔術以上に適正のある呪術を修めている。呪術に関しては災厄や祟神レベルで、感情の昂り具合によっては儀式や手順を必要とせず発現が可能。
特に運勢操作を得意としており、存在しない、あるはずのない隙すらもねじ込むことが可能。たとえ不死であろうと彼女の呪術の前では致命的な隙が見出される。
ことアルマに関しては異常な愛を孕ませ、彼の望むことならばなんだってやれる。世界を壊せと命じれば、あらゆる手を使ってでも世界を粉砕してやってのけるという凄みがある。事実、
しかし、呪術には相応の
猛毒と称され、アルマにとっての悪性腫瘍だった彼女は、愛する彼の後輩であることを選びとる。この先に訪れるであろう幾千、幾万の素敵な出会いという
【エルメェス・ティエリジー】
-プロフィール
年齢:21
身長:170cm 体重:50kg
異名:〝
・詳細
羽織った白衣の上に
距離感がパーティ内随一で近く、包容力と母性をフル活用しアルマに迫る。寝取られ性癖があるようで、そういう妄想を垂れ流し鬱的な欲情を引き出そうと画策するも、どれも失敗に終わっている。
普段は図書館に通い詰め、知識の収集に励んでいる。が、最近周囲の目線が怖い。
学園をアルマ同様首席で卒業したのにも関わらず、進路に『お嫁さん』と書いて結果ニートに至る。
前衛も後衛も高レベルでこなし、扱える魔術の範囲も広く多彩。アルマからは
平均以上の成績を叩き出す秀才だが、そこからさらに突き出て炎魔術の適性が高い。さらに魔力光が珍しい桜色ということもあり、学園時代に〝
口数はそこまで多くないものの、いったん喋り出すと長くなる傾向がある。しかも遠回しに説明してくるので分かり難いことこの上ないが、言いたいことを言い切るタイプ故に自重はしないし止まらない。
口癖は「ふむぅ」。
無職ネタは冒険者になったことで制限されてしまい、何気に落ち込んではいる。
ティエリジー伯爵家の長女で、パーティ内ではそこそこステータスが高い部類。
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