白の孤独

白は美しいけれど

孤独を抱えている

真っ白は尊いけれど

緊張に満ちている

触れてはいけないと人は言う

たったひとつの小さな染みが

真っ白を

ただの汚れた白にしてしまうからと


真っ白でなくなっても

白は白であろうに



汚れることを許されない

真っ白でいなければならないなら

ただ、其処に存在あるしかできないなら

その為に誰からも触れられないなら

それはなんと残酷なことだろう

白の孤独

白の哀しみ

それは白の運命さだめ


真っ白でなくなっても

白は白であろうに


白は白であろうに


白に変わりはあるまいに

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