9

翌日の朝


「ユウナ様おはようございます」


「アンおはよう。昨日は色々お話出来て楽しかったわ。ありがとう」


「私も楽しかったです」


お昼を食べ終わったころ

アーサー様がやって来ました。


「ユウナこれからデートしないか?」


「デートですか?予定もないので大丈夫ですよ」


「よかった。連れて行きたい所があるんだ」


「楽しみです。準備するので少し待ってて下さいね」


「わかった」


どこに連れて行ってくれるんだろう?

すごく楽しみ。


「アーサー様お待たせしました。行きましょうか」


「ユウナ可愛いよ。行こうか」


手を繋いで馬車まで移動しました。

なぜか馬車に乗っても手は繋いだままです。


「あの、アーサー様、手を繋いだままなのですが・・・?」


「ユウナは手繋ぐの嫌かい?俺は繋ぎたいんだけど」と頬を赤く染めて言われました。


アーサー様

照れながら言われると私も照れちゃうんですけど。


「嫌じゃないですけど、少し恥ずかしいです」


「はぁ、よかった。ユウナが嫌じゃなければ繋いでてほしい」


「わかりました」


海の見える公園に到着しました。


「うわー!すごく綺麗な所ですね。海が青く透き通っていて素敵だわ」


「そうだろう。この景色をユウナに見て欲しくて連れて来たんだ」


こんなに青く透き通っている海なんて見た事なくて感動。


「本当に綺麗」


海の近くで、はしゃいでいたら・・・。


「あんまり近づくと服が濡れるぞ」と


アーサー様に手を引かれ後ろから抱きしめられました。


なんで私、抱きしめられてるの?

胸がドキドキして苦しいです。


「ユウナが喜んでくれて嬉しい」と耳元で囁かれ正面に向かされ

とても嬉しそうな笑顔に

アーサー様から目が離せなくなりました。


「ユウナ好きだよ」


唇にキスされ強く抱きしめられました。


ドキドキしすぎて倒れそうです・・・。

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